結論:買い回りは「店舗数」ではなく「上限に届くか」で考える
お買い物マラソンの解説は「10店舗買えば10倍」で終わっているものが多いのですが、実際に損得を分けるのはそこではありません。
買い回りの特典ポイントには上限があります。 上限に届いてしまえば、そこから先は何店舗増やしても、いくら買っても特典は1ポイントも増えません。逆に上限まで遠いなら、店舗数を1つ増やす効果はかなり大きい。
つまり判断はこの2つだけです。
- 上限までまだ余裕がある → 店舗数を増やす価値がある
- 上限に届いている → 買い回りのための買い足しはやめる
この記事では、自分がどちらの状態なのかを計算せずに判断できるよう、早見表にしました。
開催期間・倍率・上限は回ごとに変わります。本ページの数値は仕組みを説明するための代表例です。参加前に必ず楽天市場のお買い物マラソン公式ガイドでその回の条件を確認してください。
買い回りのルール(公式の記載を整理)
まず前提を正確に押さえます。ここを誤解したまま買い足している人が多い部分です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エントリー | 必須。ただし期間中にエントリーすれば、エントリー前の買い物も対象になる |
| 1店舗としてカウントされる条件 | 税込1,000円以上の購入(送料・ラッピング料などは含まない) |
| 同じ店で2回買った場合 | 合計が税込1,000円以上なら1店舗としてカウント(2店舗にはならない) |
| 倍率 | 通常ポイント1倍+特典ポイント最大9倍=最大10倍(回によって最大11倍のこともある) |
| 特典ポイントの上限 | 7,000ポイントが基本。回によって5,000や10,000のこともある |
| ポイントの種類 | 特典分は期間限定ポイント |
| 付与時期 | キャンペーン終了の翌月15日頃 |
出典:楽天市場 お買い物マラソン ガイド&買いまわりルール、楽天市場ヘルプ ショップ買いまわりの仕組みについて
見落としやすいのは「税込でカウント、税抜で計算」
ここが一番ひっかかるところです。判定する金額と、ポイントを計算する金額が違います。
- 1店舗としてカウントされるか → 税込1,000円以上で判定
- 特典ポイントが何ポイントか → 税抜金額で計算
楽天市場は2022年4月から、ポイント付与の対象金額を税込価格から税抜価格に変更しています(楽天市場ヘルプ お買い物時のポイント付与対象金額について)。
つまり税込1,000円ちょうどの商品を買うと、店舗数のカウントには入りますが、ポイント計算の対象は約909円です。「1,000円ぴったりで1店舗稼ぐ」を繰り返すと、思ったよりポイントが伸びないのはこのためです。
上限に届く購入額の早見表
特典ポイントは、買い回り対象の税抜合計 × (店舗数 − 1)倍で計算されます。上限を7,000ポイントとすると、上限に到達する購入額は次のとおりです。
| 買った店舗数 | 特典の倍率 | 上限7,000Pに到達する購入額(税抜) |
|---|---|---|
| 2店舗 | +1倍 | 700,000円 |
| 3店舗 | +2倍 | 350,000円 |
| 4店舗 | +3倍 | 約233,000円 |
| 5店舗 | +4倍 | 175,000円 |
| 6店舗 | +5倍 | 140,000円 |
| 7店舗 | +6倍 | 約117,000円 |
| 8店舗 | +7倍 | 100,000円 |
| 9店舗 | +8倍 | 87,500円 |
| 10店舗 | +9倍 | 約78,000円 |
表の金額を超えた分の特典ポイントは付きません。
この表を見ると分かるとおり、普通の買い物では上限にはまず届きません。 10店舗まで回しても、上限に達するには約78,000円の買い物が必要です。家電や家具をまとめて買う月でなければ、上限を気にする必要はほとんどないということです。
裏を返せば、上限に届かない範囲では「店舗数を増やす」が素直に効きます。
店舗数を1つ増やす効果は、思っているより大きい
倍率は「その1店舗分」ではなく買い回り対象の合計額すべてにかかります。
たとえば合計5万円(税抜)を4店舗で買っている状態から、1,000円の買い物で5店舗目を足すと、倍率が+3倍から+4倍に上がります。増える特典ポイントは、5万1,000円 × 1倍で約500ポイント。1,000円の買い物で500ポイント増えるので、本当に必要なものであれば足す価値があります。
ただし、ここが分かれ目です。
買い回りで損をする3つのパターン
誠実に書きます。買い回りはやり方を間違えると普通に損をします。
1. 必要のないものを「店舗数のため」に買う
500ポイント増やすために1,000円の不要品を買えば、差し引き500円の赤字です。ポイントは値引きであって収入ではありません。買う予定があったものを期間に寄せるのが買い回りの本来の使い方です。
2. 期間限定ポイントを失効させる
特典分は期間限定ポイントで、付与された月の翌月末までが有効期限です。翌月15日頃に付与されるので、実質的に使える期間は1か月半ほどしかありません。
7,000ポイント獲得しても、使わずに消えれば0です。獲得の計画を立てるなら、同時に使い道も決めておく必要があります。楽天ペイの支払いや、日用品のまとめ買いなど、確実に消化できる出口を先に決めてください。
3. ポイントサイトの経由を忘れる
これが一番もったいないパターンです。次で説明します。
ポイントサイト経由は買い回りの上限と別枠
買い回りの上限7,000ポイントは、あくまで楽天の「ショップ買いまわり」特典分の上限です。SPUや楽天スーパーDEAL、そしてポイントサイト経由の還元は、この上限とは別に計算されます。
なぜ別枠かというと、原資が違うからです。楽天ポイントは楽天が出していますが、ポイントサイトのポイントは広告主が支払う広告費が原資です。出している主体が違うので、同じ買い物で両方受け取れます。これがいわゆる二重取りで、仕組みはポイント二重取り・三重取りの完全マップで整理しています。
つまり買い回りで上限に届いてしまった人ほど、経由の有無が効いてきます。 上限に達した後の買い物は楽天側の特典が増えないので、ポイントサイト分だけが上乗せになるからです。
手順はシンプルで、楽天市場を開く前にポイントサイトを経由するだけです。具体的な操作は楽天市場はポイントサイト経由で二重取りで解説しています。注意点は1つ、先に楽天のアプリやカートを開いてしまうと経由が無効になることです。買い回りは複数店舗を回るぶん、途中で経由が切れやすいので気をつけてください。
使うポイントサイト
楽天市場の案件はほとんどのポイントサイトにありますが、買い物経由に強いハピタスか、案件数の多いモッピーが定番です。どちらも登録は無料です。
買い物経由に強い
ハピタス
ネットショッピングの「経由」に強い定番ポイントサイト
- 1pt=1円でレートが分かりやすい
- 買い物経由の導線がシンプル
- 還元率・入会特典は公式サイトで確認を
🎁 9月限定: 紹介経由の新規登録+条件達成で最大2,300pt 今月のキャンペーン詳細を見る
案件数が多い
モッピー
東証プライム上場企業が運営する国内最大級のポイントサイト
- 案件数が多く買い物以外にも使える
- 交換先が豊富
- 還元率・入会特典は公式サイトで確認を
🎁 9月限定: 紹介経由の新規入会+3日連続ログインで全員に30P。広告利用の条件達成で+2,000Pも 今月のキャンペーン詳細を見る
違いはモッピーとハピタスの比較で解説しています。
支払いカードを固定しておくと、毎回考えなくて済む
買い回りは複数店舗を短期間に回るため、支払いのたびに「どのカードで払うか」を考えていると疲れます。楽天市場で使うカードを1枚に固定してしまうのが現実的です。
楽天カードなら楽天市場での還元が上乗せされ、SPUの倍率にも関わります。詳しくは楽天カードの特徴とメリット・デメリット、SPUの考え方は楽天SPUガイドをご覧ください。カード自体をこれから作るなら、ポイントサイト経由で発行したほうが受け取れるポイントが大きいケースがあります。
実際の進め方
- 買うものを先に決める(買い回りに合わせて必要品リストを作る。逆順にしない)
- キャンペーンページからエントリーする
- ポイントサイトを経由してから楽天市場を開く
- 1店舗あたり税込1,000円以上になるようまとめる(同じ店の分割は無意味)
- 上限に届きそうなら、そこで買い足しをやめる
- 付与されたら期間限定ポイントの期限内に使い切る
よくある質問
Q1. 何店舗買うのが正解ですか?
「必要なものが何店舗に分かれたか」が答えです。 店舗数を目標にすると不要な買い物が増えます。倍率は合計額すべてにかかるので、必要品が5店舗に分かれたなら5店舗で十分です。
Q2. 1,000円未満の買い物はまったく無駄ですか?
店舗数のカウントには入りません。 ただし同じ店で複数回買って合計が税込1,000円以上になれば1店舗としてカウントされます。別の店で999円を2回買っても0店舗です。
Q3. 上限の7,000ポイントは毎回同じですか?
回によって変わります。 公式ガイドでは開催回ごとに上限が個別に案内されており、5,000ポイントの回も10,000ポイントの回もあります。参加前にその回のページで必ず確認してください。
Q4. 買い回りのポイントはいつもらえますか?
キャンペーン終了の翌月15日頃に付与されます。特典分は期間限定ポイントで、付与された月の翌月末までが有効期限です。獲得より失効のほうが損失は大きいので、使い道を先に決めておくことをおすすめします。
Q5. キャンセルや返品をしたらどうなりますか?
その購入は買い回りの対象から外れます。 店舗数が1つ減るため、全体の倍率が下がって他の店舗分のポイントも減ることがあります。キャンセルの可能性がある買い物を店舗数稼ぎに使わないほうが安全です。
Q6. ポイントサイトを経由すると楽天のポイントは減りますか?
減りません。 原資が別(ポイントサイトは広告費)なので、楽天のポイントはそのまま受け取れます。
まとめ
- 買い回りは「何店舗買うか」ではなく上限に届くかどうかで判断する
- 上限は7,000ポイントが基本だが回によって変わる。10店舗でも約78,000円(税抜)買わないと届かないので、普段の買い物ではまず上限に当たらない
- カウントは税込1,000円、ポイント計算は税抜。1,000円ぴったりの買い足しは思ったほど伸びない
- 倍率は合計額すべてにかかるので、上限まで余裕があるなら店舗数を増やす効果は大きい。ただし不要品を買った時点で赤字
- 特典分は期間限定ポイント。翌月15日頃に付与され、翌月末で失効する。使い道を先に決める
- ポイントサイト経由は買い回りの上限と別枠。上限に届いた後ほど経由が効く
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