酔ってスマホゲームに課金してしまう人へ。iPhoneだけでできる課金防止設定を試してみた
公開日: 2026/6/23
「酔った勢いでスマホゲームに課金してしまった」
「Kindle本を気づいたら何冊も買っていた」
「Amazonの購入履歴を翌朝見て青ざめた」
そんな経験はありませんか? 私はあります。というか、何度もあります。
お酒を飲むと判断力が落ちるのは分かっているのですが、その状態でスマホを触ると本当に危険なんですよね。ソシャゲのガチャを回したり、気になっていた本をまとめ買いしたり、「これ仕事で使えそう」とガジェットをポチったり。そして翌朝、クレジットカードの利用通知を見て「なんでこれ買ったんだっけ……」となるわけです。
最初は、AIを使って「飲酒中だけ購入をロックするアプリ」を作れないか考えていました。ところが調べてみると、アプリを作る前にiPhoneの標準機能だけでかなり強力な対策ができることが分かったんです。今回は、実際に私が設定した内容とその効果を、やらかした側の目線で紹介します。
・iPhoneだけでできる課金防止設定
・App内課金を無効化する方法(iPhone スクリーンタイム)
・Amazonの衝動買いを減らす方法
・なぜ酔うと課金してしまうのか
・将来的に考えている「購入保留アプリ」構想
✓ iPhoneのスクリーンタイムで「App内課金」を禁止する
✓ Amazonから登録済みのクレジットカードを削除する
この2つ、どちらも数分で終わる設定だけで、酔ったときの課金がかなり減りました。意志力ではなく「摩擦」で守る、という話です。
なぜ酔うと課金してしまうのか
正直に白状すると、私は飲んだ翌朝に購入履歴を見て頭を抱える、を何度も繰り返してきました。意志が弱いと言われればそれまでなのですが、どうやら問題は意志だけではなさそうなんです。
お酒を飲むと判断力が落ちる。これは誰でも知っている話ですが、やっかいなのはスマホとの相性が良すぎること。昔、酔った状態で買い物をするには、店に行って、財布を出して、レジで支払う、という手順が必要でした。でも今は違います。
- 昔:店に行く → 財布を出す → レジで支払う
- 今:スマホを開く → 購入ボタンを押す
これだけ。しかもクレジットカードは登録済みで、ワンタップで課金できてしまう。酔った脳にとっては危険すぎる環境です。特に私の場合、スマホゲーム・Kindle本・Amazonのガジェット、この3つが鬼門でした。「課金しすぎる自分」を責める前に、まずこの環境をどうにかしよう、と考えたのが今回のきっかけです。
最初はAIで「課金防止アプリ」を作ろうとした
私は何か困ると、すぐ「アプリで解決できないか」と考え始めるタイプでして。今回もまず思いついたのが「飲酒モード」という仕組みでした。
イメージはこんな感じです。飲酒モードを開始 → Amazonやゲームにアクセスするとロックがかかる → 翌朝まで購入は保留。さらに「商品名・URL・金額・欲しい理由」を保存しておいて、翌朝の自分にレビューさせる。ChatGPTと相談しながら、Safari拡張やVPN方式、購入保留アプリなど、いろいろな案を考えていました。
ところが調べていくと、iPhoneでは他アプリや他サービスを自由に制御するのが意外と難しいと分かってきて。そこでふと我に返りました。「……その前に、今すぐできる設定をやった方が早くない?」と。結局、大掛かりな仕組みを考える前に、標準機能で十分すぎるほど効いてしまったのが今回のオチです。
iPhoneだけでできた課金防止設定
というわけで、まず手を付けたのがiPhone本体の設定でした。やってみた感想を先に言うと「なんで今までやらなかったんだ」です。順番に紹介します。
① App内課金を禁止する
いちばん危険だったスマホゲーム課金は、ここを塞いだだけでほぼ解決しました。設定はスクリーンタイムから行います。
1
設定 → スクリーンタイム
iPhoneの「設定」アプリから「スクリーンタイム」を開きます。
2
アプリのインストールと購入
「コンテンツとプライバシーの制限」→「アプリのインストールと購入(iTunesおよびApp Storeでの購入)」へ進みます。
3
App内課金を「許可しない」
「App内課金」を「許可しない」に変更。これでゲームなどのアプリ内課金ができなくなります。スクリーンタイムのパスコードを、酔った自分が思い出せない番号にしておくとより安全です。
設定自体は数分で終わります。一度やってしまえば、判断力が怪しい状態でも課金しづらくなるので、効果はかなり大きいと感じています。
② Amazonからクレジットカードを削除する
次にやったのがAmazonの支払い方法の見直しです。最初はワンクリック購入の無効化を調べたのですが、今は以前のように簡単に解除できない部分もあって、思ったような対策ができませんでした。
ちょうど最近はPrime Videoも以前ほど観なくなり(倍速が使えなかったり広告が入ったりで、視聴頻度がかなり減りました)、買い物も楽天にまとめることが増えていたので、思い切ってAmazonに登録していたクレジットカードを削除しました。すると購入時に、毎回カード情報の入力が必要になります。
課金対策で大事なのは意志力ではなく、「摩擦」です。購入までのハードルをほんの少し上げるだけで、衝動買いはかなり減らせます。逆に言えば、カード登録やワンクリックは「摩擦ゼロ」なので危険、ということでもあります。
実際にやって感じた効果
やってみた正直な感想は、ひとことで言うと「もっと早くやればよかった」です。とくにApp内課金の禁止は効果が大きいと感じています。
飲酒モードのアプリを作ろうと、Safari拡張や購入保留システムまで構想していた私ですが、いざ試したら一番効いたのは大掛かりな仕組みではありませんでした。iPhoneの設定を数分変えて、Amazonからカードを消す。たったそれだけ。結局いちばん危険だったのは「酔った自分」ではなく、「酔った自分でも簡単に課金できる環境」だったんですよね。
必要だったのは意志力でも根性でもなく、購入までのハードルを少し上げること。気づけば、課金防止アプリを作る前に、課金されにくい環境ができあがっていました。
AmazonやKindleはなぜ危険なのか
白状すると、スマホゲームより私にとって厄介なのはKindleです。理由は単純で、正当化できてしまうから。失敗談として書いておきます。
「勉強だから」「仕事に必要だから」「デザインの参考だから」「自己投資だから」。こういう理由を、酔った頭はいくらでも作り出します。しかも本は比較的安い。1冊1,500円くらいなら気軽に買えてしまうので、財布の痛みも小さい。これがKindleのKindleたるゆえんです。
そして、私の場合に実際に起きたのがこれです。酔って買った本は、
- 結局、読まない
- そのまま積読になる
- 気づけば同じジャンルの本ばかり増える
「仕事の勉強だから」「デザインの参考だから」と自分を納得させて買ったはずなのに、ライブラリには似たような未読本がずらり。Kindleの積読は、こうして静かに増えていきます。Amazonのガジェットも同じで、「便利そう」「効率化できそう」「今だけ安い」に弱い人は要注意。私は弱いです。かなり弱いです。
将来的に作りたい「購入保留アプリ」の話
今回の設定でかなり改善したのですが、理想はまだ別にあります。それが「購入保留アプリ」です。これは感想というより、夢の話に近いかもしれません。
買いたいものを見つけたら、商品名・URL・金額・欲しい理由だけ保存しておく。購入はしない。翌朝もう一度見て、それでも欲しいなら買う、いらないなら削除する。ポイントは「禁止」ではなく「保留」であること。人は「買うな」と言われると反発しますが、「明日の自分に預けておこう」なら受け入れやすいんですよね。
……と、ここまで考えておきながら、iPhoneの標準設定だけでだいぶ解決してしまったので、開発の優先度はすっかり下がりました。それでも、いつか自分用に作ってみたいと思っています。
よくある質問(FAQ)
同じ悩みを持つ人から聞かれそうなことを、自分の理解の範囲でまとめておきます。
Q. App内課金を禁止すると、サブスクはどうなる?
すでに契約済みのサブスク(定期課金)は、基本的にそのまま継続されます。止まるのは「アプリ内での新しい課金(ガチャ・アイテム購入・新規のサブスク登録など)」です。今あるサブスクを解約したい場合は、設定の「サブスクリプション」から別途手続きします。
Q. Amazonのワンクリック購入は解除できる?
設定画面から見直せる場合もありますが、私が試したときは以前ほど簡単に無効化できませんでした。確実なのは、思い切って登録済みのクレジットカードを削除してしまうこと。購入のたびにカード入力が必要になり、その「ひと手間」が衝動買いのブレーキになります。
Q. Kindle本の衝動買い対策は?
Kindleもアプリ内・サイト内決済なので、支払い方法の見直しが効きます。あわせて「欲しい本はいったんカートやほしい物リストに入れて、翌朝に判断する」と決めておくと、積読がかなり減ります。安いぶん油断しがちなので、冊数ではなく「読む時間があるか」で考えるのがおすすめです。
Q. 楽天市場にも同じ方法は使える?
考え方は同じで、カード情報を保存しない=購入の摩擦を上げるのが有効です。楽天はポイント目当てでつい買いがちなので、「ポイント◯倍だから」を買う理由にしないことも大切。ポイ活とのつき合い方は、後半の関連リンクも参考にしてみてください。
Q. 課金防止アプリって必要?
私自身、作ろうとして調べた結論は「まずは標準機能で十分」でした。iPhoneのスクリーンタイムと支払い方法の見直しで、危険だった部分の多くは塞げます。専用アプリが欲しくなるのは、それでも足りないと感じてからで遅くないと思います。
まとめ:酔った自分から、財布を守る第一歩
今回やったことは、たった2つです。
✓ iPhoneのスクリーンタイムでApp内課金を禁止する
✓ Amazonからクレジットカードを削除する
どちらも数分で終わる設定ですが、効果は想像以上でした。AIで購入ロックアプリを作るのも面白そうですが、その前に標準機能で解決できることは意外と多いです。
「酔うと課金してしまう」「Kindleを買いすぎる」「Amazonで無駄遣いしてしまう」。もしそんな悩みがあるなら、まずはこの2つから試してみてください。私の場合、いちばん危険だったスマホゲーム課金は、iPhoneの設定を5分触っただけでほぼ対策できました。
完全勝利ではありません。Kindleというラスボスはまだ残っています。でも少なくとも、酔った自分から財布を守る第一歩としては、十分な効果がありました。
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