電車通勤を自転車に替えると月いくら浮く?|通勤手当・定期代・ダイエットまで、会社も自分も得する仕組み

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毎日の電車通勤。もし会社まで自転車で行ける距離なら、自転車に替えるだけで、手元に残るお金と運動の時間が同時に増えるかもしれません。

この記事では、電車から自転車に替えたときにいくら浮くのかを、通勤手当の仕組みと一緒に計算します。向いている距離、始める前に会社へ確認すること、汗や雨の対策までまとめました。

結論:会社が定期代を出しているなら、手当がそのまま手元に残る

  • 会社が定期代を払っている人は、自転車に替えると定期代の代わりに自転車の手当が出ることがある。電車賃はかからないので、手当がそのまま手元に残る
  • 自転車の手当は、片道2km以上10km未満なら月4,200円まで税金がかからない(金額は会社の規定しだい)
  • 会社にとっても通勤費が減るので、会社も自分も得をする形になりやすい
  • 片道5kmなら約20分・往復で約168kcal。通勤の時間がそのまま運動になる
  • 始める前に、会社への届け出と自転車保険を確認する。黙って替えると、手当の不正受給を疑われることもある

自転車に替えると、いくら浮く?

浮くお金は、今の通勤費を誰が払っているかで変わります。いちばん多いのは、会社が定期代を出している場合です。

定期代が月8,000円の人の例。電車のままだと会社が払う8,000円は定期代に消え、手元に残るのは0円。自転車に替えると会社が払う手当4,200円が電車賃0円でそのまま残り、会社も月3,800円の通勤費が減る
今の通勤費自転車に替えると月の目安
会社が定期代を全部払っている定期代の代わりに自転車の手当が出れば、それがそのまま残る手当の分(非課税の上限は4,200円)
定期代の一部を自分で払っている自分で払っていた分が浮く。手当が出ればさらに残る自腹の分+手当の分
通勤手当がない(全部自分で払っている)電車賃がまるごと浮く定期代の全額

たとえば定期代が月8,000円で、会社が全額出している人。自転車に替えて手当が4,200円になれば、自分の手元に月4,200円、1年で50,400円が残ります。会社は8,000円が4,200円に減るので、月3,800円の節約です。

そのほか、休日に電車で出かけていた近場の用事も自転車にすれば、そのぶんの運賃も浮きます。

自分の場合を計算するときは、まず給与明細の通勤手当の欄と、会社から職場までの片道の距離を確かめてください。距離は地図アプリの自転車の経路で調べられます。

手当の仕組みと、会社へどう届け出るかは自転車通勤の通勤手当の記事で詳しくまとめています。

何kmまでなら続けられる?

自転車通勤で大事なのは、毎日続けられる距離かどうかです。時速15kmで走ったときの目安はこのくらいです。

時速15kmで走った場合の片道の時間と往復の消費カロリーの目安(体重60kg)。2kmは約8分・約67kcal、5kmは約20分・約168kcal、8kmは約32分・約269kcal、10kmは約40分・約336kcal
  • 片道5km前後まで:20分ほど。普段着やスーツのままでも続けやすい
  • 片道5〜10km:20〜40分。運動にはちょうどいいが、汗と着替えの準備がいる
  • 片道10km以上:毎日は大変。週2〜3日だけ自転車にする方法もある(会社の手当の決まりは要確認)

電車の場合も、家から駅、駅から会社までの歩きや乗り換えで時間がかかります。ドアからドアの時間で比べると、5km前後なら自転車のほうが早いことも珍しくありません。

通勤の時間が、そのまま運動になる

自転車での通勤は、厚生労働省の目安で4.0メッツの運動です(ふつうの速さで歩くのは3.0メッツ)。体重60kgの人が片道20分走ると、往復で約168kcal。月20日なら約3,360kcalになります。

ジムに通わなくても、毎日の通勤の時間で体を動かせるのが自転車通勤のいちばんの良さです。会費がかからないので、お金をかけずに運動する方法としても優秀です。

朝に体を動かすと、会社に着くころには頭がすっきりしている、という人もいます。電車の混雑を避けられるのも、毎日のことなので小さくない違いです。

始める前に確認したい4つのこと

  1. 会社が自転車通勤を認めているか:就業規則で決まっています。届け出が必要な会社が多い
  2. 通勤手当がどう変わるか:定期代のまま自転車で通うと、不正受給と見られることがある。必ず届け出てから替える
  3. 自転車保険:34都府県が条例で加入を義務にしている(2024年4月時点)。会社が加入を条件にしていることも多い
  4. 職場の駐輪場:停める場所があるか。ない場合は近くの月極駐輪場の料金も計算に入れる

2026年4月からは、自転車の交通違反にも青切符(反則金)が使われています。ながらスマホは12,000円など、毎日乗る人ほど知っておきたいルールです。こちらも通勤手当の記事にまとめました。

汗・着替え・雨はどうする?

自転車通勤でいちばんよく聞く悩みが、汗です。でも、少しの工夫でかなり楽になります。

  • ゆっくり走る:汗の量は速さで大きく変わる。会社に着く前の5分はペースを落とす
  • 汗拭きシートと着替えのシャツを1枚:会社のロッカーに置いておくと、毎日持ち歩かずに済む
  • 雨の日は電車にする:無理に乗らない。雨の日だけ電車にできるかは会社の手当の決まりを確認

汗と着替えの対策は自転車通勤の汗・着替え・雨の対策で詳しく書いています。

通勤に使う自転車の選び方

今ある自転車で始めてもかまいません。新しく買うなら、距離と坂で選ぶと失敗しにくくなります。

  • 片道5km未満・平ら:シティサイクル(いわゆるママチャリ)で十分
  • 片道5〜10km・平ら:クロスバイク。軽くて速いので、同じ距離でも楽
  • 坂が多い・荷物が重い・汗をかきたくない:電動アシスト自転車

管理人は、最初に買ったクロスバイクが坂で辛くなって電車に戻ってしまい、電動アシストに乗り換えました。電動は気軽に乗れるので、乗る回数がぐっと増えています。迷ったら、続けやすい電動がおすすめです。

詳しくは通勤用の自転車の選び方に、電動アシストの元が取れるまでの計算は電動アシスト自転車は通勤で元が取れる?にまとめています。

自転車を通販で買うなら、組み立て済みで届くお店を選ぶと、届いたその日から乗れます。

よくある質問

Q1. 自転車通勤にすると、通勤手当はもらえなくなる?

A. 会社によります。自転車の手当を出す会社もあれば、出さない会社もあります。片道2km以上10km未満なら月4,200円まで税金がかからないので、その範囲で決めている会社もあります。就業規則を確認し、替える前に会社へ届け出てください。

Q2. 何kmまでなら自転車通勤できる?

A. 片道5km前後(約20分)までなら、普段着でも続けやすい距離です。5〜10kmは運動にはなりますが、汗と着替えの準備がいります。10kmを超えるなら、週に数日だけ自転車にする方法もあります。

Q3. 定期代をもらったまま自転車で通ってもいい?

A. おすすめしません。実際の通勤方法と違う手当を受け取ると、不正受給と判断されることがあります。自転車に替えるときは、会社に届け出て手当を変えてもらってください。

Q4. 自転車通勤でどれくらいカロリーを使う?

A. 体重60kgの人が時速15kmで片道20分(約5km)走ると、往復で約168kcalが目安です。月20日なら約3,360kcalになります(厚生労働省のメッツの目安で計算)。

まとめ

  • 会社が定期代を出しているなら、自転車に替えると手当がそのまま手元に残る。会社の通勤費も減る
  • 片道2km以上10km未満の自転車の手当は月4,200円まで非課税。支給額は会社の規定しだい
  • 片道5km前後なら約20分。通勤の時間がそのまま運動になる
  • 始める前に会社への届け出・自転車保険・駐輪場を確認する

まずは地図アプリで、家から会社までの自転車の経路を調べてみてください。思っていたより近ければ、週に1日だけ試してみるところから始められます。

参考