乾電池・モバイルバッテリー・スプレー缶…捨てるのが面倒な物の捨て方一覧|「とりあえず置いておく」が汚部屋の始まりだった

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乾電池、使わなくなったモバイルバッテリー、中身が残ったスプレー缶、古いスマホ……。捨て方がわからない物って、気づくと家のあちこちに溜まっていませんか?

捨て方を調べるのが面倒で、「とりあえず置いておく」。それが少しずつ積み重なって、部屋が狭くなっていく。汚部屋の始まりは、こういう「面倒な物」であることが多いものです。

この記事では、捨てるのが面倒な物の持っていき先と注意点を品目ごとにまとめ、最後に溜めない仕組みを紹介します。

結論:「どこへ持っていくか」は3種類だけ

捨てにくい物の行き先は、だいたい次の3つに分かれます。

捨てにくい物の行き先は3種類:お店の回収ボックス(充電式電池・モバイルバッテリー・ボタン電池・小型家電・スマホ)、自治体の分別(乾電池・スプレー缶・ライター・蛍光灯・刃物)、専用の回収ルート(家電4品目・パソコン・消火器)
  • お店の回収ボックス:充電式電池・モバイルバッテリー、ボタン電池、小型家電、スマホなど
  • 自治体の分別ルール:乾電池、スプレー缶、ライター、蛍光灯、刃物など
  • 専用の回収ルート:エアコン・テレビなどの家電4品目、パソコン、消火器

ただし、ごみの分別は自治体ごとにかなり違います。この記事は「基本の行き先」の目安なので、実際に出す前はお住まいの市区町村のごみ分別ページで確認してください。

なぜ「面倒な物」が溜まると汚部屋になるのか

  • 捨て方を調べるのが面倒 → とりあえず置いておく
  • 置き場所が決まっていない → 引き出し、棚の上、玄関など、家じゅうに散らばる
  • 散らばると見えなくなる → 存在を忘れて、さらに増える
  • しかも電池やバッテリーは、溜めるほど危ない(端子が触れてショート・発火することがある)

引き出しの奥の乾電池、充電しなくなったモバイルバッテリー、使いかけのスプレー缶。一度、家の中の「捨て方がわからない物」を1か所に集めてみると、思った以上の量になっているはずです。

品目別の捨て方一覧

品目基本の持っていき先注意点
乾電池自治体の分別(不燃ごみ・拠点回収など)端子をテープで絶縁
ボタン電池お店の「ボタン電池回収缶」端子をテープで絶縁
モバイルバッテリー・充電式電池家電量販店などの回収ボックス/自治体の回収(実施している地域)普通ごみに入れない。膨らんだ物は自治体・メーカーに相談
スプレー缶・カセットボンベ自治体の分別中身を使い切る。穴あけ不要の自治体が多い
ライター自治体の分別使い切る。他のごみと分ける自治体がある
小型家電・ケーブル類自治体・お店の小型家電回収ボックス投入口に入る大きさまで
スマホ・携帯電話携帯ショップ(メーカー・キャリアを問わず)データを初期化してから
パソコンメーカー回収・宅配回収データ消去。PCリサイクルマークを確認
エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機など買い替える店・買った店リサイクル料金がかかる。無許可の回収業者に注意
蛍光灯・水銀体温計自治体の分別(拠点回収など)割らない。割れた物は包んで「キケン」と表示
消火器販売店などの窓口・ゆうパック回収リサイクルシールが必要
刃物・割れ物自治体の分別紙などで包み「キケン」と表示

電池類:いちばん溜まりやすく、いちばん危ない

乾電池(単1〜単4など)

  • +と−の端子にセロハンテープなどを貼って絶縁する(電池工業会の推奨)。端子どうしや金属に触れてショートするのを防ぎます
  • 出し方は自治体によって違います(不燃ごみの日、資源の日、公共施設の回収箱など)
  • 使いかけ・使い終わりが混ざって溜まりがち。使い終わったらすぐテープが安全です

ボタン電池

  • 家電量販店などにある「ボタン電池回収缶」に入れます。回収協力店は電池工業会のサイトで探せます
  • 小さいので、子どもやペットの誤飲にも注意。こちらも端子を絶縁して保管します

モバイルバッテリー・充電式電池

  • 普通のごみ(燃えるごみ・燃えないごみ)には入れない。リチウムイオン電池は、ごみ収集車や処理施設の火災の原因になっています
  • 家電量販店などにある充電式電池の回収ボックス(JBRCの協力店)へ。最寄りの店はJBRCの公式サイトで郵便番号から探せます。端子はテープで絶縁してから
  • 自治体(区や市)が回収してくれる場合もあります。膨らんでいない普通のモバイルバッテリーも、拠点回収や決まった収集日に出せる地域があります。お店に持っていくのが面倒なら、まず自治体のごみ分別ページで「モバイルバッテリー」と検索してみてください。
  • 膨らんだ物・壊れた物・水に濡れた物は、回収ボックスの対象外になることがあります。会員外のメーカーの製品も断られる場合があります
  • 対象外の物は、お住まいの自治体の窓口かメーカーに相談。自治体によって回収方法が違います
  • 膨らんだバッテリーは家に置いたままにしない。発火しやすいので、早めに相談してください

迷ったら、まず自治体のごみ分別ページで「モバイルバッテリー」と検索し、回収があるかを確かめます。なければ、買い物のついでに家電量販店の回収ボックスへ。持っていく前に、端子にテープを貼るのを忘れずに。

ガス類:スプレー缶・カセットボンベ・ライター

  • 中身を使い切るのが基本。缶を振って音がしないか確認します
  • 中身を出すときは、火の気のない、風通しのよい屋外で(日本エアゾール協会)。ガスは空気より重く、屋内だと床にたまって引火することがあります
  • 穴あけは不要としている自治体が多くなっています(穴あけによる事故を防ぐため)。必要かどうかは自治体の案内で確認
  • ライターは、使い切っても他のごみと分けて出すよう案内している自治体があります
  • どうしても使い切れない場合は、自治体に相談します

電子機器:スマホ・パソコン・小型家電

スマホ・携帯電話

  • ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなどの携帯ショップで、メーカーやキャリアを問わず回収してもらえます(モバイル・リサイクル・ネットワーク)
  • 出す前に自分でも初期化しておくと安心です
  • 状態がよければ、売るという選択肢もあります(使い終わったiPhoneの買取)

パソコン

  • メーカー回収:家庭用パソコンはメーカーが回収します。PCリサイクルマークが付いていれば無料、付いていなければ有料です
  • 宅配回収:小型家電リサイクル法の認定事業者が、宅配便で引き取るサービスもあります
  • 自治体の回収ボックス:投入口に入る大きさなら出せる自治体もあります
  • メーカーがわからない・自作パソコンは、パソコン3R推進協会が有償で回収しています
  • どの方法でも、データは事前に消去しておきます

小型家電・ケーブル類

  • ドライヤー、ゲーム機、充電ケーブルなどは、自治体の施設や家電量販店にある小型家電の回収ボックスに出せることがあります(投入口に入る大きさまで)
  • 電池が外せる物は、電池を外してから出します

大物:家電4品目・消火器

エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機

  • エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象で、粗大ごみには出せません
  • 買い替えるなら新しく買う店、買い替えないなら買った店に引き取ってもらうのが基本。わからなければ自治体に問い合わせます
  • リサイクル料金と収集運搬料金がかかります(金額はメーカー・品目・店によって違う)
  • 「無料で回収します」と回っている業者には注意。必要な許可を持っていない業者もいます

消火器

  • 自治体のごみでは回収していないところが多く、販売店などの窓口(特定窓口)、指定引取場所、ゆうパックでの回収で処分します
  • 処分にはリサイクルシールが必要です(2010年1月以降に作られた消火器は、本体に貼られています)
  • スプレー式の簡易消火具は、この仕組みの対象外です

その他:蛍光灯・水銀体温計・刃物

  • 蛍光灯・水銀体温計:水銀が入っているので、自治体ごとに回収方法が決まっています(拠点回収、別の袋で出す、清掃事務所が取りに来るなど)。割らないように注意。割れた物は紙に包んで「キケン」と表示するよう案内している自治体が多いです
  • 包丁・ハサミ・割れたガラス:厚紙などで包み、「キケン」「刃物」と書いて出します(収集する人がけがをしないように)

面倒な物を溜めない仕組み

面倒な物を溜めない仕組み:家の中に捨てにくい物ボックスを1つ作って集める、電池は入れる前に端子をテープで絶縁、月に1回まとめて家電量販店などへ持っていく
  • 「捨てにくい物ボックス」を1つだけ作る:家じゅうに散らばらないよう、1か所に集める。箱は小さめにして、いっぱいになったら持っていく合図にする
  • 電池は入れる前にテープ:ボックスの横にテープを置いておくと忘れない
  • 月に1回、買い物のついでに持っていく:家電量販店の回収ボックスなら、充電式電池・ボタン電池・小型家電をまとめて出せることが多い。自治体がモバイルバッテリーや小型家電を回収している地域なら、その日に合わせて出してもいい
  • 自治体のごみ分別ページをブックマーク:品目名で検索できる自治体が多い。ごみ分別アプリを出している自治体もある
  • 膨らんだバッテリーはボックスに入れず、すぐ相談

ボックスを1つ決めておくと、「これどうしよう」と思った物の行き先がすぐ決まります。引き出しや棚の隅に散らばらなくなるので、片付けの手も止まりにくくなります。

「面倒な物」も、物が多い家の一部

捨て方がわからない物が溜まるのも、物が多いと気づかないうちにお金と場所が出ていく仕組みのひとつです。そもそも何から手をつければいいかわからないときは断捨離は何から捨てる?迷わない順番、お金の面の全体像は物が多いと、気づかないうちにお金が出ていくにまとめています。

よくある質問

Q1. モバイルバッテリーは燃えないごみに出していい?

A. 普通の燃えないごみには入れないでください。リチウムイオン電池は、ごみ収集車や処理施設の火災の原因になります。家電量販店などにある充電式電池の回収ボックスを使うか、自治体がモバイルバッテリーを回収している場合はその出し方に従います。膨らんだ物や壊れた物は自治体の窓口かメーカーに相談してください。

Q2. 乾電池を捨てるときにテープを貼るのはなぜ?

A. 端子どうしや金属が触れてショートし、発熱・発火するのを防ぐためです。電池工業会も、+と−の端子にテープを貼って絶縁することを勧めています。

Q3. スプレー缶に穴はあけるべき?

A. 穴あけは不要としている自治体が多くなっています。穴をあけるときに引火する事故があるためです。中身は火の気のない屋外で使い切り、出し方はお住まいの自治体の案内を確認してください。

Q4. 古いスマホはどこに持っていけばいい?

A. 携帯ショップで、メーカーやキャリアを問わず回収してもらえます。自治体の小型家電回収を使える場合もあります。どちらの場合も、事前に初期化しておくと安心です。

まとめ

  • 捨て方がわからない物は「とりあえず置いておく」になり、少しずつ溜まって部屋を狭くする
  • 行き先はお店の回収ボックス・自治体の分別・専用ルートの3種類
  • モバイルバッテリーは普通ごみに入れない。電池は端子をテープで絶縁
  • 捨てにくい物ボックスに集めて、月1回まとめて持っていく
  • ルールは自治体ごとに違うので、最後は自治体の案内で確認

まずは空き箱を1つ用意して、家の中の電池を集めるところから始めてみてください。