自炊の道具は深型フライパン1つから|鍋は汁物を作りたくなってから買う

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自炊を始めるとき、鍋もフライパンも包丁もと全部そろえると、それだけで1万円を超えてしまいます。「自炊は高い」と感じる原因のひとつです。

でも、最初に買う調理道具は深型のフライパン1つで足ります。焼く、炒める、煮る、ゆでるが1つでできて、鍋の代わりにもなるからです。

深型フライパン1つで、ほとんど作れる

深型フライパンと普通のフライパンの比較。深型は側面が高いので、炒め物がこぼれにくく、油はねが外に飛びにくく、汁物や鍋もできる。1つで焼く・炒める・煮る・ゆでるができる

深型フライパンは、普通のフライパンより側面が高い物です。この高さがあるだけで、できることが増えます。

作りたい物普通のフライパン深型フライパン
焼く(肉・魚・卵)○○
炒める(野菜炒め・ドライカレー)量が多いとこぼれやすい○ 混ぜてもこぼれにくい
煮る(カレー・煮物)浅くて少ししか作れない○
ゆでる(パスタ・野菜)△○
1人鍋(白だし鍋)×○
  • ドライカレーや野菜炒めが作りやすい:側面が高いので、ご飯や野菜を大きく混ぜても外にこぼれにくくなります
  • 油はねが外に飛びにくい:はねた油の多くが側面に当たるので、コンロ周りの掃除が楽になります
  • 鍋の代わりになる:水を張れば、白だし鍋もパスタも作れます。ふたがあれば煮物にも使えます

フライパンは約2,000円。弁当7食分で元が取れる

統計では、26cmのフッ素加工フライパンの平均は2,056円です(総務省統計局「小売物価統計調査」、東京都区部・2026年10月)。

ドン・キホーテなどのディスカウントストアでは、深型の物が2,000円前後で並んでいることもあります。安い物なら1,000円ほどの場合もあります。値段は店や時期で変わるので、店頭で比べてみてください。

持ち帰り弁当を自炊に置き換えると、1食で約322円安くなります(自炊と外食の1食単価の比較)。2,056円のフライパンなら、7食で元が取れます。

深型フライパンを選ぶときの4つの確認

  1. コンロに対応しているか:IHの部屋なら「IH対応」の表示がある物を選びます。ガスだけの物はIHでは使えません
  2. ふたがあるか:煮る、蒸す、鍋にするにはふたが必要です。セットか、同じ直径のふたが合うかを見ます
  3. 大きさは24〜26cmくらい:1〜2人分なら、このくらいが扱いやすい大きさです。一人暮らしの小さいコンロでは、大きすぎると五徳からはみ出します
  4. 片手で持てる重さか:深い分だけ重くなりがちです。店頭で持ってみて、洗うときに扱えるかを確かめます

深型フライパンは、炒め物から鍋まで毎日のように使う道具です。普段作りたい料理を2〜3個思い浮かべて、それが作れる深さと大きさの物を選ぶと失敗しにくくなります。

鍋は「メインと汁物を同時に作りたい」と思ったら買う

深型フライパン1つでは、炒め物とみそ汁を同時には作れません。鍋が必要になるのは、このときが初めてです。

  • 最初の1か月はフライパン1つで、作れる物を作る
  • 「メインと汁物を一緒に作りたい」と思ったら、鍋を買い足す
  • 鍋の平均は1,757円(同じ統計)。汁物と麺をゆでるなら、片手鍋が使いやすいです

使うか分からない道具を先に買わないことが、自炊を高くしない一番のコツです。

狭いキッチンには、吊り戸棚に引っ掛ける水切りラック

一人暮らしのキッチンは、調理台がとても狭いことが多いです。そこに水切りかごを置くと、切る場所がなくなってしまいます。

そこでおすすめなのが、吊り戸棚の下に引っ掛けたり取り付けたりするタイプの水切りラックです。一人暮らしの部屋には、シンクの上に吊り戸棚がある間取りがよくあります。

  • 洗った食器を上に置けるので、調理台が空く
  • しずくはそのままシンクに落ちる
  • 使わないときも場所を取らない

買う前に、吊り戸棚の幅と、棚板の厚さ、取り付け方(引っ掛けるだけか、ねじで留めるか)を確かめてください。賃貸では、穴をあけずに付けられる物を選ぶと安心です。耐荷重も見て、重い鍋は置かないようにします。

最初にそろえる物は、これだけ

道具いつ買うか
深型フライパン(ふた付き)最初に
包丁・まな板最初に
フライ返しか菜箸、おたま最初に
水切りラックキッチンが狭いと感じたら
鍋メインと汁物を同時に作りたくなったら

調味料も、最初は4本だけで足ります。そろえ方はシリーズの「調味料は初期投資」の記事にまとめています。

よくある質問

Q1. 一人暮らしの自炊は、フライパン1つで足りますか?

深型のフライパンなら足ります。焼く、炒める、煮る、ゆでるができて、1人鍋も作れます。メインと汁物を同時に作りたくなったら、鍋を買い足しましょう。

Q2. 深型フライパンの良いところは?

側面が高いので、炒め物を混ぜてもこぼれにくく、油はねも外に飛びにくくなります。水を多く入れられるので、煮物、パスタ、鍋にも使えます。

Q3. フライパンはいくらくらいの物を買えばいいですか?

統計では、26cmのフッ素加工フライパンの平均は2,056円です。ディスカウントストアでは1,000円台の物もあります。弁当を自炊に置き換えれば、7食ほどで元が取れます。

まとめ

  • 最初の調理道具は深型フライパン1つ。焼く・炒める・煮る・ゆでるができる
  • 深いのでこぼれにくく、油はねも外に飛びにくい。鍋の代わりにもなる
  • フライパンは約2,000円。弁当7食分で元が取れる
  • 鍋はメインと汁物を同時に作りたくなってから
  • 狭いキッチンは吊り戸棚の水切りラックで調理台を空ける